2019-11-18
もちつきの準備とつき方ガイド

■道具
- 石ウス (2升用)
- 石ウス台
- 杵 (樹脂製をおすすめしています)
- セイロ (二段)
- 釜
- チンカラカマド
- ガスコンロ
【あれば便利なもの】
- もち箱
- 保温ポット (お湯はたくさん使います)
- テーブル (もちを切ったり丸める作業台)
- 大きめのバケツ (もち米を水につけておくためのもの、杵を水つけておくためのもの)
- ボール (手水用)
- さらし布 (もち米を蒸すときに使う)
- もちとり粉
- バット
- お皿 (あんこやきな粉用・食事用)
- ビニールシート (養生用)
- 箸・木べら・しゃもじ・ たわし
- のし板(のしもち・大福用)
- LPガス など・・・
■大事なのは準備!
Step1前日の準備
- もち米をとぎ、たっぷりの水に一晩つけておきます。新米なら6~8時間、古米なら約1日間が目安です。もちは、1.5升程度がつきやすいので、その単位に分けておくと便利です!
- 臼に水を張り、杵の先を十分湿らせるためバケツの水につけます。乾燥させたままだと木片がかけてもちに入ってしまいます。
Step2当日の準備
- 湯を沸かし、保温ポットに入れておきます。石臼を温めたり、もち米を蒸したりするための大量の湯が必要です。
- おもちをつく場所にビニールシートなどを敷き、臼を運び水を張っておきます。杵も水につけておきます。
- もち米を蒸し始める1時間前に、ざるにあげ水切りをします。
- セイロにさらし布又は、フキンをセットします。
- おもちをつき始める10~20分前になったら、臼・杵をお湯で温めます。臼が冷えているともち米がくっついてしまうので、冷めたら湯を替え十分温めておきます。
■もちつきの仕方
- よく水切りをしたもち米をセイロに移します。この時もち米は、蒸気の通りを良くするためにドーナツ型に敷き詰めます。
- 釜に8分目程度の水を入れ、ガスコンロを使って湯を沸かします。
- 湯が湧き上がったら、もち米を入れたセイロを2段セットします。蒸し上がりには約30~40分程度必要です。もち米を普通に食べることが出来れば蒸し上がりです。
- 下の段のセイロから使用します。上の段のセイロを下段へ、新しいセイロを上段に積みます。セイロを2段以上積み上げても、それ以上のセイロには蒸気が行き届きません。
- 蒸し上がったもち米を石ウスに移し、最初は杵を使ってこねるようにします。体重をかけて杵で臼のへりにおしつけるようにし、もち米がまとまるまでしっかりこねましょう。
- ある程度粘りが出てきたら、杵を振り上げてもちをつきます。上から杵の重さで落とすようにつきましょう。
- 粘りが増すごとに杵ともちがくっつくので手水(てみず)をします。合いの手を入れ、もちをひっくり返して、まんべんなくお餅をつきます。あまり水を含ませ過ぎないように注意して下さい。
- もちに粒がなくなり、つやが出てきたら出来上がりです。つき過ぎるとコシのないおもちになってしまうので注意しましょう。
- 臼から取り出しもち取り粉をまいた板の上に置き、好みの形に整えます。
■片付け
杵と臼は、つき終わったらすぐにお湯とタワシで3回ほど洗い、表面のもちは必ずきれいに取りましょう。臼は日陰に横にして干し、下に木などを置き浮かして2日ほど乾燥させ、片付けましょう。